悲しい事件と、映画『小さな村の小さなダンサー』。
昨日は大阪で三歳の息子を虐待死させるという
とても悲しいニュースがありましたが、今朝また
ガッカリするニュースが。
元・ホークス選手が原発近くで窃盗容疑(BIGLOBEニュースより)

もう、本当にガッカリです。
元プロ野球の選手がこんな事件を起こすとは…。
プロ野球ファンとしては、本当に悲しくなる。

きっとお金に困っていたのでしょうけど
被災地で窃盗事件を起こすのは、許せないですね。


さて、今日はまた映画の話。

毎月1日は映画の日。
昨日は柏ステーションシアターで見てきました。

『小さな村の小さなダンサー』
(原題『MAO`S LAST DANCER』)

 
 監督:ブルース・べレスフォワード
 出演:ツァオ・チー、グオ・チャンウ、ジョアン・チェン、
    カイル・マクラクラン、ブルース・グリーンウッドほか

  あらすじ  
   文化大革命さなかの1972年。中国の小さな村で、
   リー・ツンシンは、貧しいながらも両親の深い
   愛情を受けて育つ。
   ある日、毛沢東夫人の江青が始めた文化施策により
   バレエの英才教育を施す子供達を探しに、北京から
   役人がやって来る。
   試験に合格して北京舞踏学院に入学したリーだが
   厳しいだけのバレエのレッスンに興味が持てず、
   数年後には落ちこぼれの生徒になっていた。
   しかし、チェン先生だけは彼の才能を認め、体を
   鍛えるように諭す。人一倍練習をするうちに
   自信がつき、踊る喜びを知るリー。
   一方、江青は政治的意図も革命の描写も含まれて
   いないバレエに不満を示し、政治的意図を含めた
   バレエを創作するように命令をする。
   「武器を持って踊るバレエは美しくない」と訴える
   チェン先生は、反革命分子とみなされ学園を追わ
   れてしまう。
   チェン先生から秘蔵のテープを渡されたリーは
   そこに映っていたミハイル・バリシニコフの姿に
   感嘆し、彼のように世界的なバレエダンサーに
   なりたいと、努力を重ねていく。

   毛沢東の死去と江青の逮捕で、文化大革命は終結。
   アメリカのヒューストン・アカデミーの芸術監督に
   見染められ、アメリカ留学のチャンスを掴んだリー。
   アメリカで、今までとは全く違う自由で豊かな
   生活を経験したリーは、才能を開花させていく。
   やがて留学期間の終わりが近づくが…。
   
   

あらすじがとても長くなってしまったけれど
ここまででも映画の半分くらい。

実在するダンサー、リー・ツンシンの半生を描いた
作品です。

劇的な音楽やスピード感はあまりないのに、
毛沢東が権力を握っていた時代、中国国内では
言論はおろか、表現の自由が全く無い中でも、
主人公の踊りや自己表現への静かな情熱が
伝わってきて、すごく内なる熱さを感じました。

特に印象的だったのは、リーが開脚が出来ずに
教師からバカ呼ばわりされ一人で練習するシーン。
それを見たチェン先生は、開脚よりもグラン・
ジュデを教えるの。
きっとチェン先生は、その頃の中国においても
国家が推し進める体操的なバレエと世界における
バレエの違いを分かっていたのでしょうね。
本当にバレエを愛した人だったのだと思います。
先生は国家に逮捕されますが、その直前リーに
弓の射手の話に例えて「筋肉が弱いなら鍛錬を
しなさい。そうすればいつか軽々と跳ぶことが
出来るようになる」と諭すの。
先生のバレエを愛する気持ちや生徒を案ずる
気持ちが伝わってきて、泣けたよ~。

主人公のリーには、ただ踊るだけじゃなく家族や
国家の期待を背負い、それでもなお才能を開花
させていく強さがある。

両親の愛情や教師の期待、男女の愛、友情など
沢山の人からの気持ちを受け止めながら、自己の
自由を求めて生きる姿は、見ている者に静かなる
勇気を与えます。

実は昨日、映画を見て家に帰った直後に不採用の
通知を受け取り、かなり落ち込んだけど、リー・
ツンシンの姿を思い出して『私もまた頑張ろう!』
と思えたの。

バレエゆえの厳しさや人との繋がりがあり、彼の
真摯なバレエへの情熱は、やがて国家の要人まで
も動かしていく過程は、本当に感動です。
バレエの心は国境を越えるのかも知れませんね。
色々な人の気持ちが細やかに描かれていてそれが
また感動で、涙がなかなか止まらず後から後から
にじみ出て来るのです。

演じている俳優は、英国ロイヤルアカデミーの
プリンシパルであるホァン・ウェンビンをはじめ、
ダンサー役はみんな本当のバレエダンサーなので、
舞台のシーンはすごく見応えがあります。

残念ながら全国ロードショーではなく、単館での
ロードショーなのですが、機会があればぜひ
映画館で見てみて下さい。

バレエ好きにも映画好きにも、とってもお勧めの
素晴らしい映画です!
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[2011/04/02 17:43] 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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